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 この9月、博多を拠点として、九州新幹線「つばめ」で鹿児島まで日帰りし、また特急「かもめ」で島原半島にある千々石(ちぢわ)町まで足を伸ばしてきました。

 博多から鹿児島へは、在来線の特急「リレーつばめ」で新八代まで行き、そこで新幹線「つばめ」に乗換て、鹿児島中央駅(もとの西鹿児島駅)まで行きますが、時間的には片道2時間半弱(うち新幹線は約40分)で、半日で十分博多から往復することが出来ます。また新八代駅では、新幹線の博多までの全線開通までの暫定措置として、在来線の特急から新幹線への乗換(帰りも同じ)が同じホームで出来ますので、乗換に要する時間は2〜3分でOKで非常に便利です。

 翌日は特急「かもめ」で諫早(例の諫早湾干拓問題で有名)まで行き、バスで島原半島にある千々石(ちぢわ)町(平成の大合併で現在は雲仙市千々石町)まで行ってきました。この小さな町には歴史上有名な人が2人います。1人は戦国時代、九州のキリシタン大名の名代としてはるかローマまで派遣された、天正遣欧少年使節4人のうちの1人が、この地出身の千々石ミゲル(清左衛門)です。もう一人は日露戦争で海の「広瀬」、陸の「橘」と有名になり、この地の橘神社に祭られている軍神陸軍中佐橘周太です。橘神社の境内は非常に広大で、付近の小学生が授業の一環で写生をしていました。