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 11月上旬、ニューカレドニアにダイビングに行ってきました。ニューカレドニアへは、エアー・カレドニアが日本からの直行便を関空から週3便、成田から週4便運行しており、飛行時間は約8時間半と日本からハワイ程度までの所要時間で、しかも時差が日本と2時間で時差ぼけの心配がなく快適です。

 現地のヌーメアでは、日本人経営のダイビングショップが1店あり、そこで3日間潜りましたが、ここでのダイビングスタイルは午前中に2本潜って、昼過ぎに港に帰るのが基本で、午後は街の散策などの自由な時間として使えます。

 今回3日間を通じて、このショップでの本格的なダイバーは当方一人で、他は全て体験ダイビングのゲストで日本からの新婚カップルがほとんどでした。特に2日目は、新婚カップルが3組、京都からの卒業旅行の女子大生が3人とゲストは合計10人で、なんといっても若い女性が多くダイビング船上は非常に華やかで新鮮味があり溌剌とした雰囲気でした。

 7月のパラオのダイビングでは、インストラクターに「西野さん、エアーの消費が早いですね」と完全に初心者の扱いを受けていましたが、ここヌーメアの船上では、何しろライセンスのあるダイバーは当方一人なので、皆さん方から超ベテランの扱いをして頂きその時のヒーローにでもなった様で、ちょっと可笑しかったですが悪い気はしませんでした。

 スキーやゴルフなどでも当方の周りの方々は、中高年のオジサン、オバサンがほとんどなので、今回のように若い人たち(特に若い女性)に囲まれて親しく雑談できたことは、凄く幸福な気分になり正直非常に楽しかったですね。

 またかなり前、日本の若い人たちに、ニューカレドニアは「天国に一番近い島」として有名になりましたが、この島はもともと南太平洋の楽園の島であることに加えて、フランスの海外領土なので、ヌーメアの街並も洗練されていて、治安もよく且つ清潔な街ということで、日本の新婚カップルに今でも高い人気があることが十分理解できました。飛行機の乗客のなかで日本人は4割程度でしたが、ほとんどは新婚カップルでした。

 最後に、日本からのニューカレドニアまでの飛行距離は約7,000Kmですが、機内のモニターで飛行ルートを見ていると日本とほぼ直線で結ばれており、その経路上には先の大戦に於ける日米の天王山ともなった激戦地として、よく知られているソロモン諸島の、あのガダルカナル島があり、その島の上空を今飛んでいるのかと思うと、一人の日本人として一抹の感慨を禁じ得ませんでした。