この6月中旬、妻と一緒の久しぶりの海外旅行に、パリ・ロンドンおよびそれらの郊外に行ってきました。今回の旅行は小生にとりまして、今後の残りの人生に十分役立ちそうな内容となりましたが、パリ・ロンドンは日本の東京と並んで、何回行っても魅力に溢れた街であることを再認識させられた旅になりました。
今回の特記するべき内容としては、以下の4点です。
1.ツアー参加者 今回のツアー16名の全てが二人旅で、熟年夫婦が3組、新婚さんが1組、母・娘が1組、ほか3組は熟年の女性の友人連れで、都合若者3人・熟年13人で、又男女別では男性4名、女性12名の内訳でした。 かつて、イスラエルに行ったときは、男女ほぼ同数の十数人のツアー参加者の全員が、全て一人旅だったのと比べて、パリ・ロンドンというような行き先ではやはり女性の比率が高いのと、一人旅の方がいなかったということでしょうか。 また、今回の参加者は熟年の皆さんは旅慣れしていると共にいろんな趣味を持った方々ばかりで、一方若者3人も常識をわきまえた方々であり、小生が今まで経験したツアーグループのメンバーとしては、最高に近い皆さんだったのではと思っています。
2.小生の妻との間合い 今回の旅行では、小生も十分に気合をいれ、今後の家庭が和やかにいくように肝に銘じて言動をするとともに、常に妻に感謝の気持ちを忘れないことを徹底しました。従来は、男女の興味の持つ所が違うことに甘えて自分の効率を優先していましたが、今回はゆったりと穏やかに過ごすことを心がけました。その成果を確認すべく、帰宅してから「今回は違ったやろ」と聞きましたら、彼女もうなずいていました。まあこんなことはかつては無い事でした。
3.東アジアのハブ空港 今回関空から北京首都空港を経由して欧州を往復しましたが、北京空港の五輪後の変貌振りにびっくりすると共に、北京が韓国の仁川国際空港と同じように東アジアのハブ空港になっていることを実感しました。関空から北京へは小型機で往復、そこから大型機に乗換て欧州へ往復しました。北京から欧米やアジアへ飛ぶ路線の豊富さは成田以上だと思いますが、新しいターミナルビルの巨大さ、スマートさ、ゆったりさは成田をはるかに凌ぎ、かつての北京空港からは想像出来ません。成田はいつも混雑していますが、関空は東アジアの一ローカル国際空港というのがどうも実体のようです。
4.ユーロスター 今回、パリからドーバー海峡の海底をくぐってロンドンまでユーロスターで行きましたが、停車駅は4駅(パリ北駅、CALAIS(仏)、ASHFORD(英)、ロンドン・セントパンクラス駅)で所要時間は約2時間半(ノンストップはもう少し早い)と快適な列車でした。またイギリス側では新線がほとんどで、ロンドン近郊は全て地下トンネルでした。 高速鉄道への流れは、新幹線、TGVから始まりスペインなども含めて世界的な潮流であることが肌で感じられたパリ・ロンドン間の列車の旅でした。
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