各地で海水浴場の放射性物質の測定が行われているようですが,伊東市ではズバリ「ダイビングスポット」での測定を行い発表してます.ポイントは,宇佐美・富戸・赤沢.結果は「海水中からは放射性物質は検出されませんでした。」.検査機関の試験成績証明書も公開しています.
・参考サイト
伊東市 海水浴場等の放射性物質濃度の測定結果
このほか,社団法人レジャー・スポーツダイビング産業協会(JRDA)が,IOPと大瀬で測定し,公表しています.
・参考サイト
JRDA 大瀬崎の放射線量
JRDA IOPの放射線量
伊東市のは,海水中に含まれる放射性物質(ヨウ素131・セシウム134・セシウム137)についてベクレルで調べたもの.JRDAのは,海水から放出されるガンマ線量をシーベルトで調べもの.たぶん,潜って容器に海水を封入してきて,地上で線量計を使って測定したのではないかと思います.
前者がベクレル,後者がシーベルト.現在,放射性物質が放射線を出す能力を表す単位を「ベクレル(Bq)」,放射線による人体への影響度合いを表す単位を「シーベルト(Sv)」を使うのが普通です.そして,ベクレルの場合は「1Kg当たり」,シーベルトは「1時間当たり」が普通.シーベルトの場合は「1回当たり」のときもあります.たとえば胸部レントゲン1回で50マイクロシーベルト前後被爆するといわれています.自然界宇宙からも飛んできてますので上空ほど影響が強く,成田サイパン1フライトで5マイクロシーベルト前後被爆するようです.
大瀬やIOPのデータを見ると,海水の方が影響が少ないように見えますね.これは宇宙線の影響のような気がします.海底深ければ深いほど宇宙線の影響は減るからです.逆に上空に行けば行くほど宇宙線は増えるわけで・・・・
しかし,海水の放射線量,毎日毎日計らなきゃ意味がないような気がするんですけどぉ〜.学校のグランドなど地面は動かないですが,海水は常に動いてます.今日の海水は明日には遙か彼方に移動してます.学校のグランドなどの測定は,その場所の空気じゃなくて,土を計ってるんでしょ? 同列にしちゃダメですよね.
まっ,これら測定結果,ひと安心というところでしょうか.気にしてもしょうがないというか,どうでも良いじゃん,とういう気もしますがね.気にしてたら飛行機に乗れないじゃん.