「死滅回遊魚」や「季節来遊魚」って言葉をご存じでしょうか.
「死滅回遊魚」は古い言い方で,現在は「季節来遊魚」と呼びます.「死滅」なんて可愛そうですし,そもそも「回遊」ではなく片道切符です.おかしいじゃんと言うことで,名称が変わったのでした.
例えばクマノミ.伊豆にも居ます.がしかし,季節来遊魚で,沖縄などから黒潮に乗ってやってきたもの.生育に適したイソギンチャクにたどり着き定住してるかのように見えますが,ほとんど越冬できません.再び旅立つか,ほかの魚のご飯になるか・・・・は定かではありません.たまに越冬に成功し,真っ黒けでばっちいのが居たりしますが,寒くて大変だったと思います.
しかし,実は,彼らは特攻隊なのです.普通は簡単には環境は変わらない.しかし,万年単位となると話は別.巨大隕石落下とか,で環境が変るのです.本家が生育不適になり,流された先のほうが生育に適してしまう可能性もあり,そのときにはアダムとイブになることでしょう.
ってなんでこんな話が出てきたかというと,PADIのサイトに,つい先日「季節来遊魚って何」と題した記事が掲載されたのでした.一度は読んでおくと良いでしょう.
参考記事
・PADI News 2012/10/12 「季節来遊魚って何」