ダイビングのCカード,いろいろとランクがあります.その中で「ダイブマスター」と「マスタースクーバダイバー」,なんか似てますよね.とある方から問い合わせがあったので,こんなところですが書いてみます.
PADIやCMAS系のStarsの場合は
・マスタースクーバダイバー:アマチュアランク
・ダイブマスター:プロランク
とはっきり区分しています.そしてCMASとStarsの関係は
・CMAS3スターダイバー = マスタースクーバダイバー
・CMAS4スターダイバー = ダイブマスター:プロランク
となっています.
PADIの場合,
・未成年者向けエントリーレベルであるジュニアオープンウオーター
エントリーレベルであるオープンウオーター以上の親権者
または,PADIプロメンバーの資格が有効な「ダイブマスター」以上
・エントリー未満であるスクーバダイバー
PADIプロメンバーの資格が有効な「ダイブマスター」以上
と同行でなければ潜れないことになっており,「マスタースクーバダイバー」では不可です.
指導団体により呼称が違ったり内容が違ったりしますが,概ね同じようなものかと思いますが,当該団体の定義を調べた方がよいでしょう.
軍隊の階級,大佐・中佐・大尉・中尉などがありますが,これは旧日本軍のもの.大中小と比較的判りやいですね.自衛隊も,一佐・二佐・一尉・二尉と,大中小が一二三に変わっただけで,基本的に変わらないと言えます.一方,海外はわかりにくいものが多いです.アメリカ軍もしかり.自衛隊も英語表記にすると基本的に米軍に準じた言葉を使ってるから,やっぱり判りづらい.たとえば「Captain」.同じアメリカ軍でも,陸軍は旧日本軍大尉相当,海軍では同大佐相当,えらい違いです.そういえば,映画「トップガン」(1986)では,Kelly McGillis扮する民間女性教官チャーリーが,Tom Cruise扮するマーベリックを「Lieutenant」と呼んでいましたね.字幕は「大尉」.先日テレビ放送されましたのでご覧になった方も多いでしょう.もっとも先日のテレビ版は吹き替え版でしたが・・・
・Wikipedia軍隊における階級呼称一覧
ダイビングの場合,その生い立ちをさかのぼると海軍に行き着くことが多いです.「アクアラング」と言う言葉は,フランス海軍クストー大佐に行き当たります.ということで,ダイビングのランクが判りづらいのは,外国海軍階級が判りにくいのと通じるところがあるような気もします.