去年は行けなかったけど,一応佐渡フリーク.多い年は金曜夜行で行って月曜朝に帰って来て,再び金曜夜行で行って月曜朝に帰って来てなんてやってました.
9月の佐渡は最高ですよん.何がってもちろんダイビングだす.とっても穏やかで,水温も高く,抜群の透明度.そして台風は滅多に来ない.
で,なんで今時佐渡の話かというと,演歌歌手ジェロさんなんです.最近やたらテレビに出てません? あの顔で演歌・・・なんか変ですけど,とってもイイですよねぇ.
さて,彼の「海雪」に登場する出雲崎.この出雲崎は佐渡と関係深いところなのです.なので,ワタシは,海雪を耳にすると佐渡の光景が浮かぶんです.
現在は新潟県三島郡出雲崎町.昔は天領地で,北前船の寄港地ということで日本海物流の重要拠点港でした.江戸から佐渡へのルートは3つあったといわれており,そのうち2つは出雲崎から海路.
・会津街道ルート:奥州道白河(福島県白河市)から越後の寺泊(新潟県長岡市)へ
・三国街道ルート:中山道高崎(群馬県高崎市)から三国峠を越えて越後の出雲崎へ
・北国街道ルート:中山道追分宿(長野県北佐久郡軽井沢町)から北国街道で出雲崎へ
現在,佐渡への足は,佐渡汽船ジェットホイルが新潟市から,同フェリーが新潟市と直江津(上越市)から,同高速船が寺泊から出ているほか,新潟空港からの空路もあります.出雲崎には大型船が入港出来ないため,この歴史ある出雲崎ルートは閉ざされ,小さな出雲崎漁港を有するだけです.
出雲崎は,新潟・寺泊・直江津と比べダントツに江戸・・・じゃなかった東京に近いのです.
・関越自動車道練馬IC−関越自動車道長岡IC−出雲崎漁港 約270Km
・関越自動車道練馬IC−北陸自動車道中之島見附IC−佐渡汽船寺泊ターミナル 約280Km
・関越自動車道練馬IC−北陸自動車道新潟西IC−佐渡汽船新潟ターミナル 約310Km
・関越自動車道練馬IC−北陸自動車道上越IC−佐渡汽船直江津ターミナル 約300Km
高速からの便がよいのは直江津.インターから近いし,一本道.新潟は,日本海側屈指の大都市なので,ややこしいし,渋滞するし・・・・ 寺泊と出雲崎は・・・・てんで整備されとらん田舎道20Kmほど.狭いし曲がりくねってるし山道ありで,間違えます.
廃藩置県当初は佐渡県だったものの,今の佐渡は新潟県.県都直結ルートの重要性は判る.しかし,観光を考えるならば,日本の人口の過半数を超える関東に背を向けるのはいかがなものでしょうねぇ.歴史ある出雲崎ルートの復活,あるいは寺泊航路のてこ入れが必要なんだと思うけどなぁ・・・・
そうそう,せめて隠岐汽船を見習って駐車場を無料にしてぇ〜 佐渡はでかいので車は必須.されどダイビングの場合は大抵サービスが送迎してくれるから,車両航走運賃がもったいないのです.