またまた六半かぶり破れ.今度は脇の下.
いつもとちっと違い,アクアシールの代用として使ったセメダインスーパーXGの問題のようです.前にも書きましたが,黄色くなり,浮き上がり,ぽろぽろと剥がれてきます.左は,まだ良好の方で,少しヒビが入り,少し浮き上がった程度.ヒドイのは右で,補強が効かなくなったところが,ぱっくりと口を開いてしまいました.水がすーすー入ってきて寒いの何の.それで,裏返して良く見たら,写真のようになっていた次第.
右の写真,下の方にある横線,茶色くなってるヤツ,これがアクアシールによるの修理後です.変色してますし,少し剥がれてますが,特に問題はありません.
さて,ぱっくり口を開いたところ,薄くなっていて,もう糊付けするだけの厚みがありません.そこで,思い切ってばっさりと広めに鋏で切り取り,端切れを同じように切り取り,はめ込むことにしました.
右の写真,右側に写っているものが切り取った部分.左側に写ってるものは,切り取った部分に合わせて,端切れから切り出したもの.
下の左側写真は切り取って出来た穴.右は貼り込んだ後.
新品のリペルは,いかにピカピカなのがよく分かりますね.古いものは圧縮されて薄くなっているので,どうしても厚みが合わず段差が出るので,段差を埋める意味もあってアクアシールで縁取りしてあります.
ところどころ,黄色いマークがあるのが写真から読み取れるでしょうか.これは位置決め用で,継ぎ目など特徴的なところを,切り取ったものから転記し,これを頼りに貼り込んでます.
柔らかいものですし,もともと引っ張って貼り合わせることで,平面であるウエット素材から立体的なものを作り出しているので,切り取った穴に端切れから切り出したものを,漫然と貼り込んでいくと,どんどんずれていき,3/4周ぐらい貼り込んだところで,大幅に余ったり足りなくなっりします.
切り取ったものから型どりしているので,ぴったりのハズなのですが,大抵穴の方が広がってでかくなります.ですので,穴の方を縮めながら貼り込んでいくことが多いです.