海ネタ3連発が終わり,今日は暇です.日頃変だなぁと思ってることを書いてみましょう.
「天然由来」,食品とか化粧品とか,いろいろなところで出てくる言葉ですよね.なんか「良い品物」との響きがあります.対して「石油製品」とかは,対語のような感じ.しか〜し,原油だって天然なんですよ〜.しかも生物由来.ということで,石油製品も天然由来なのでした.
天然水・・・・これまた合成水なんて,めったにない.水道水だって,雨水由来だし,もしかしたら,わき水由来かも.雨水は今のところ100%天然.人工的に雨を降らせようと,いろいろやってるところもあるようですが,実現したという話は聞きません.完成すれば水不足は解決するはずですもん.
そういえば,「人造石油」というのが昔あったそうな.石炭を液化して石油の代わりにしようというもの.まぁ,これは人造石油ということば間違ってはいないですが,やはり天然由来(^^)v
石炭はそこそこ国内で採れるものの,石油はカラ欠で,南方海域のシーレーンを失った帝國軍部は必死に人造石油開発に熱を上げた・・・と,どこぞに書いてありました.
当時木炭エンジンなるものが開発され,使用されていたようです.石油がないから,いろいろ考えたんですね.
ちなみに木炭エンジンは蒸気機関ではありません.木片を蒸し焼きにすると一酸化炭素ほかガスが発生するので,このガスでエンジンを回すというもの.このエンジンはほとんどガソリンエンジンと同じ.つまり車にガス発生装置,すなわち炭焼き釜を搭載するんですね.
石油も石炭も太古生物の亡骸.化石燃料ともいいます.化石燃料を燃やすと言うことは,太古の生物が封じ込んだCO2を現代に放出すると言うことであり,現代の植物がCO2を処理する速度より早い速度でCO2を大気放出してしまうから問題なのであります.トウモロコシのように1年で育つ植物を燃焼させるのであれば,1年というサイクルでCO2が循環するということであり,地球温暖化という観点からは問題はないことに.ただし食料を燃やしても良いかどうかは別.
食料にはならない一年生植物,あるいは一年生植物の食用にならない部分(たとえば稲わら・もみ殻・トウモロコシの皮とか)で木炭エンジンを回す・・・って時代が来るかもね.
映画バックトゥーザフューチャーでは,ゴミ箱をあさってバナナの皮だかなんだかをエンジンに入れていました.現実になるとすごいですね.まっ,木炭エンジンはともかく,稲わらなどから水素ガスやメタンガスを安価に取り出す技術が出来て普及すれば良い訳だよねぇ・・・・ やっぱ発酵かな.既に出来るのだけど価格がネックらしい.
ダイビングに全然関係ない話・・・でもないですよね.環境問題と言うことで〜