BCのインフレータ,ブスッと空気を入れたら止まらなくなり,「ぎゃっ」と思いつつ,慌てず騒がず,中圧ホースを外し,あとはオーラル.って話,2010/04/18の「インフレータ戻らず」の後日談です.
まず,このBCは,購入して5年かな,500本は潜ってるかなっていう,ジーグルです.今まで一度もO/Hしてないという.インフレータは,↓こんな感じ.
下の写真,間違い探しクイズよろしく見比べてみて下さい.違いがわかりますか? クリックすると大きく表示します.判らない人は,2010/04/18の「インフレータ戻らず」を参照は手下さい.04/18のは要点の場所を拡大トリミングしてあります.
さて,早速開けてみたかったのですが,特殊工具が必要と判り,手持ちがないため入院と相成りました.ここまでは4/18でご紹介しました.その後,O/H屋さんから戻ってきました.ずっと前に戻ってきていたのですが,このブログで紹介するのをすっかり忘れてました.
「自分で開けなくて良かったね.苦労したよ・・・・」とO/H屋さん.かなり手こずったらしい.右の写真はO/H屋さんからのもの.いつも,洗浄前・洗浄後のものを撮影して貰ってますが,今回は洗浄前のものが失敗,ピンぼけでした.まぁ,小さいパーツなので,汚れ具合まではっきり判るように撮影するのは,結構難しいものです.
右下に,細長いパーツが2つ写ってます.ぴかぴかのものは新品で,茶色っぽいものは今までのもの.交換です.車に詳しい人なら,「あれっ,見たことがある部品だなぁ」とお思いでしょう.タイヤの空気バルブに入ってるパーツです.そう,あれと基本的に同じものです.中圧ホースの先っぽにも使われています.
このバルブが傷んでいたわけではなく(傷んでるけど・・・),上の方に写ってる細長い円筒状のもの,これがOリングを介してインフレータ本体に取り付けられ,ちょうど指が押しているのはこの棒なのですが,長年の使用で塩噛みして,スムーズに動かなくなっていたんですね.
みなさんご承知の通り,BCへの給気が止まらなくなり過剰に入ってしまえば,一気に水面に飛び出してしまうことも十分にあり得ます.急浮上は非常に危険です.数分以内に死亡と言うのも含め,きわめて重篤な結果に至る可能性も大です.このように,慌てず騒がず,そして迅速速やかに,浮上が始まる前に,中圧ホースを引っこ抜いてしまえばよい・・・と言うか,引っこ抜くしかないのですが・・・・
インストラクターにしてスタッフだから良いようなものの,これが初心者のお客様だったら・・・・ぞぉ〜
レギのO/Hは出しても,インフレータは出さない人が多いような気がします.しかし,インフレータも侮っては危険です.やっぱりきちんとO/Hすべきと改めて認識した日でした.
えっ,5年ももつんだったら毎年やる必要はないって?
いゃ,そういうことぢゃくてぇ〜〜・・・